和歌山市は、衛星画像とAI解析を使った水道管の漏水調査を2025年5月30日から進め、11月30日時点で漏水31件を発見し修繕につなげています。人工衛星が地表にマイクロ波を照射し、水道水特有の反射をAI(人工知能)で解析することで、地中約3mまでの漏水の疑い地点(POI)を半径100mの範囲で抽出できる仕組みです。従来は調査員が歩いて平成元年以前に敷設された管路1,229kmを主対象に調べていましたが、本手法では市内全域の水道管2,325kmを対象に調査を実施しています。市は2025年8月に衛星画像解析を完了しPOIを特定、10月から現地調査を開始しました。今後は抽出地点の現場確認と修繕を進め、漏水の早期発見による維持管理の効率化がどこまで進むかが焦点です。
source: PR TIMES
